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SUS416

高硬度が得やすいマルテンサイト系ステンレス鋼のSUS416について、鋼種の特性や性質、化学成分、強度・耐食性、用途などを紹介します。

SUS416の特徴

SUS416は、JIS規格のステンレス鋼棒に規定されているマルテンサイト系ステンレス鋼です。特色的なのは、炭素含有率の高さにあります。ステンレス鋼でありながら炭素鋼のように炭素を多く含んだSUS416は、耐食性こそSUS420J1に比べて劣りますが、その反面、焼入れ・焼きもどしにより高硬度を得ることが可能です。

SUS416の化学成分

SUS416には下記の化学成分が含まれています。

SUS416は、マルテンサイト系ステンレス鋼の中では、硫黄(S)の含有量が多いのも特徴です。

SUS416の強度・耐食性

マルテンサイト系のステンレス鋼で熱処理が可能なSUS416は、硬度が高く強度性に優れていますが、炭素の含有量が多い分、耐食性に関しては、一般の焼入鋼よりは高いですが、オーステナイト系ステンレスやフェライト系ステンレス、析出硬化系ステンレスよりは劣ります。

SUS416の機械的特性

SUS416は以下のような機械的性質を有しています。

SUS416の用途

SUS416は耐摩耗性・耐熱性の用途に適したステンレス鋼です。ボルトやナット、バルブ、気化器部品、複写機のシャフトなどに使用されます。

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