ポピュラーな特殊ステンレス鋼として知られる、「SUS304」の特徴や用途について紹介します。
SUS304は、日本産業規格(JIS)においてその規格が定められている、特殊ステンレス鋼の一つです。オースナイト系ステンレス鋼を代表するポピュラーな特殊鋼として知られ、「18Cr-8Niステンレス鋼」と表記される場合もあります。
SUS304は下記の化学成分が含まれています。
参照元:山進産業株式会社公式(http://yamashin.yamco.co.jp/guide/stainless_steel.html)
SUS304は耐食性に特化した鋼種ではありませんが、大気中での耐食性や耐酸性、耐孔食性、隙間腐食への耐性に優れるほか、高湿強度や高温酸化、低温強度、低温靭性など高温と低温の送付で強度を維持する性質を有しています。
SUS304は次のような機械的性質を有しています。
SUS304の用途は広範囲にわたっています。建設分野をはじめ、自動車部品、原子力、家電用品、一般化学設備、食品設備などでも使用されています。強度・耐食性に優れるSUS304は汎用的な鋼種です。
飯島精機には動力伝動装置用の特注シムの事例があります。
0.6mmのステンレス素材を複数枚重ねた後、ワイヤーカット加工を行っています。
岩田製作所にはステンレスのシムリングの事例があります。
形状はリング ・ ベアリング用 ・ フランジ用 ・ C型 ・ キー逃がし溝があります。
平井精密工業は、エッチング加工ステンレスシムの事例を持っています。
市販されていない規格のシム、特殊形状やオリジナル形状のシムについてはエッチングの原版を作成して対応しています。
対応できる素材数で選んだシム加工業者
おすすめ3選
●極限までバリを抑えた「バリレス精密プレス」で高精度のシム加工品を製造。
多様な素材・多品種少量のニーズにも柔軟に対応ができる
●試作開発において工程能力を測定し、量産時の精度やコストに適した設計提案。
効率的で高品質な量産体制を実現
●材料入手からプレス~検査までを自社で一貫して行い、精密部品の加工製造を実施
●洗浄・研磨・乾燥を1工程で行い、コスト削減と効率化を実現。厚さ6ミクロン単位で特殊用途シムの製作にも対応
●常時在庫を持ち、スタンダードなシム加工品は1個から当日発送が可能
●FA部品メーカーとしての技術を活かし、産業機械や光学機械のほか、航空・宇宙産業にも納入実績を持つ
※2021年4月15日時点でGoogleにて「シム加工」と検索した際に表示される上位25社のうち、公式サイトに品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001取得と対応ロット(個数)の記載がある3社を厳選し、加工できる素材が多い順に会社を紹介しています。