タングステンとは何か、どのような材質・加工例があるのかなどについて紹介します。
タングステンは、高い耐熱性と電気抵抗性をもつ素材です。
硬度と融点が高いため、加工の難しさが難点です。難削材の一種としても知られ、タングステンの特徴を押さえた加工技術が求められます。
タングステンは金属の中でも硬いものとして分類されており、炭素と結合するとさらに硬度を増します。その硬さはダイヤモンドに次ぐレベルであり、ドリルなどの切削工具を中心に工業用品に幅広く採用されています。
シム製品としてタングステンを用いる場合、部品同士の間に詰めて調整を行うもののため、硬度が高く摩耗に強いタングステンシムは良質なシム製品として扱われています。
タングステンの加工には、モリブデンなどの電極線に通電し、材料を溶かして切断・加工を行う「ワイヤーカット」が採用されています。ワイヤーカットはワイヤー放電加工とも呼ばれ、タングステンなどの素材と非接触の状態で溶融・切断が行えるほか、環境によっては厚みが300mmを超えるものでも切断を行うことができます。
シムは精密さが求められる機械製品について、組み立てや調整に欠かせない存在です。ライナーやスペーサーと共にシムを使うことで、機械の精度を高めて正しく動作ができるように整えることができます。
タングステン製のシムの場合、素材に硬度があるために摩耗のリスクが抑えられます。硬度の低い金属であれば、こまめに点検と交換が必要なところですが、タングステンのシムについては硬度が十分備わっているため、機械の動作品質を長く持続させられることがメリットのひとつです。
シムには部品と部品の間で調整を行う役割があるため、タングステンのように強度の高い素材を活用することで、安定した機械の動作を出すことができるでしょう。
タングステンの材質は、純タングステンとタングステン合金に分けられます。代表的な材質は以下の通りです。
純タングステンとは他の金属を加えていないタングステンであり、タングステンスチールのように他の金属が加えられているものは「タングステンスチール」と区別されています。
タングステン合金は、スチール以外にも「ニッケル-銅」や「モリブデン-ニッケル-鉄」などから構成されるもの、タングステンとレニウムの合金など、用途に応じた素材が使用されています。

カーバイドシムとしてタングステンスチールが使用されている製品です。

金属加工を行う平井精密工業株式会社では、極小極薄、複雑な形状にも対応できるエッチング加工を行っています。独自のエッチング加工技術によって、タングステンのような難削材への精密加工にも対応することができます。
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引用元:ハヤシ(https://www.hayashinet.co.jp/shim/)
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引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)
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