シム加工では、レーザーマーキング加工と呼ばれる方法が用いられることがあります。ここではレーザーマーキング加工の特徴やメリット・デメリット、レーザーマーキング加工を用いたシム加工事例を紹介します。
レーザーマーキング加工とは、レーザー加工機を使って行うマーキング加工です。マーキングには、手書きや手押しや機械押しで製品に触れて行う接触マーキングと、製品に触れずに行う非接触マーキングの2種類があります。
レーザーマーキング加工は非接触マーキングの一つです。対象物にレーザー光を照射することにより、対象物の表面を溶かす、または焦がす、削る、変色させる、剥離する、酸化させるなどの方法でマーキングを行います。
レーザーマーキング加工によって期待できるメリットは以下の通りです。
高精度なマーキングに対応しているのが大きなメリットです。例えば、小さな文字やQRコード、バーコード、イラストなどの複雑なものもマーキングできます。
レーザーマーキング加工を行う場合、表面を溶かす、焦がすなど、紹介したような様々な方法から選択が可能です。そのため、例えば対象物が表面を溶かすのに向いていない場合、その他の方法を選択するなどの方法で対応できます。
このことから、幅広い材質に対応できるのがメリットです。適切な方法を選択すれば、対象物にダメージを与えることなく印字できます。
マーキング加工の中には、時間の経過とともに薄れてきてしまうものがありますが、レーザーマーキング加工は消えにくいのがメリットです。
そのため、将来に渡って消えると困るようなものをマーキングするのにも便利です。
レーザーを使うこともあり、加工は非常にスピーディーです。生産効率も高いといえます。
レーザーマーキング加工にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。以下のようなものが挙げられます。
対象物に直接レーザーで加工することになります。そのため、間違ったマーキング加工をしても修正ができません。
レーザーでの加工は熱加工のケースが多いです。そのため、少なからず熱の影響があり、熱歪みが発生することがあります。
マーキングが消えにくいメリットを持ちますが、100%消えないとは言い切れません。そのため、使用の用途によっては薄くなったり、消えたりしてしまう可能性もあります。
レーザーマーキング加工では細かいマーキング加工が可能ですが、どの程度まで細かいものに対応できるかは、選択する業者によっても異なります。
細か過ぎるものだと断られてしまうこともあるため、確認・相談が必要です。
実際の事例を紹介します。株式会社岩田製作所では、オプションでシム・スペーサーへのレーザーマーキング加工を行っています。

標準品・セミオーダー品に対し、板厚や部品番号のレーザーマーキング加工が可能です。
こちらのケースでは一枚あたり100~200円(税不明)の費用がかかってしまいますが、5mm×10mmのスペースがあれば、文字やロゴのマーキング加工ができます。
目的別シム加工業者
おすすめ3選
引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)
●機械の分解をせずに調整が可能なC型シムの製作に対応。現場の課題から来る細かい要求にも、ミクロン単位の精度で製作対応可能。
●独自の生産管理システムで最短30分で見積もり。バリを極限まで減らした「バリレス精密プレス」によってバリ取り工程も短縮。
引用元:ハヤシ(https://www.hayashinet.co.jp/shim/)
●300点以上のラインナップから、「幅・長さ・厚み」などの条件で必要な規格品シムを検索・注文できる。
●フリーサイズ(四角・リング)の取り扱いもあり。希望のサイズで見積もり・カットしてもらえ、必要なシムを手軽に調達できる。
引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)
●JIS Q 9100認証を取得。エアバスやロールスロイスをはじめとする、世界中の航空宇宙業界でも採用。(※)
●「アルミ」「真鍮」「SUS」「樹脂」の4種を在庫。加工まで一貫して対応しており、材料や製品のサンプル提供も可能。