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シムプレート

シムプレートの使用方法と、材質の選定について紹介していきます。機器のすき間を埋めて、水平を取りたい場合は利用するのがおすすめです。

シムプレートとは

シムプレートとは、別名シム板と呼ばれるもので、機器のすき間に挟んで精度調整する薄板のこと。水平バランスを保つために使われています。

通常はモーターの軸の中心がずれるとベアリングに負荷がかかるのですが、薄い板をかませるとずれにくくなり負荷をかけずに済みます。

機器の動作効率の低下や破損を防ぐためにも、必要な部品でしょう。

シムプレートの材質

シムプレートの材質としては、ステンレス・真鍮・焼き入れリボン鋼・銅・ベリリウム銅・リン青銅が使われています。

一般的によく用いられるのはステンレスで、硬度が必要な際には焼き入れリボン銅も用いられることも。

導電率を重視するなら銅・真鍮・ベリリウム銅・リン青銅を検討しましょう。銅よりも加工しやすいのは真鍮で、ベリリウム銅は耐食性や強度が強いのが特徴です。

また、リン青銅は強度が高いのに加え、ばね性に優れているため曲げ加工ができます。

シムプレートの加工例

飯島精機のシムプレート

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画像引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/case/半導体製造装置用-正方形シム(プレス加工)/51/)

SUSの材質のシムプレートは、プレス加工で板厚0.05mmに仕上げられています。

9cm四方の中に、144個の円が5.5mmピッチで形成。

非常に狭い間隔で円を描いているため、カス上がりを防ぎ、かつパンチ欠けがないよう工夫を凝らしています。

飯島精機のシム加工
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岩田製作所のシムプレート

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画像引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm30.html)

0.05mmの板を接着剤で張り合わせるラミネートシムは、カッターでめくりあげると高さ調整が可能。

0.05mm単位で板厚を調整できるので、どの板厚が合うか分からない場合にも重宝します。

岩田製作所の
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こだま製作所のシムプレート

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画像引用元:こだま製作所(https://www.kodama-tec.com/case/use/shimplate/004616.html)

モーターの高さを調整するために用いるシムプレートです。

横120mm、縦40mmでシムプレートの刻印も可能。

極薄シムでもキレイに断面をカットできるので、糸面取りは要りません。

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※2021年4月15日時点でGoogleにて「シム加工」と検索した際に表示される上位25社のうち、公式サイトに品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001取得と対応ロット(個数)の記載がある3社を厳選し、加工できる素材が多い順に会社を紹介しています。