長い歴史を持つ析出硬化処理系ステンレス鋼「17-4PH」について、素材としての特性や用途について紹介します。
17-4PHは、JIS規格SUS630に相当する析出硬化処理系ステンレス鋼の一つです。金属材料のテキストには必ずといっていいほど掲載されるほどメジャーであり、長い歴史を持つ鋼種でもあります。耐食性と耐熱性はSUS304と同等、強度性に関しても、熱処理を施すことにより析出硬化性を持たせ、高い強度と硬度を得ることが可能です。
17-4PHは下記の化学成分を含有しています。
上述のとおり17-4PHは、析出硬化系ステンレスの代表格であるSUS630に相当する鋼種であり、析出硬化性を持たせる熱処理により、高い強度と硬度を持たせることができます。耐食性はSUS304(オーステナイト系のステンレス)と同等のレベルです。
17-4PHの機械的性質における評価データは得られませんでした。
高強度と耐食性を兼ね備える17-4PHは、シャフト、タービン備品、航空機部品など強度と耐食性が求められる用途に使用されています。
対応できる素材数で選んだシム加工業者
おすすめ3選
引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)
●極限までバリを抑えた「バリレス精密プレス」で高精度のシム加工品を製造。多様な素材・多品種少量のニーズにも柔軟に対応ができる。
●試作開発において工程能力を測定し、量産時の精度やコストに適した設計を提案。効率的で高品質な量産体制を実現できる。
引用元:名古屋発條工業(https://meihatsu.co.jp/products/)
●材料入手からプレス~検査までを自社で一貫して行い、精密部品の加工製造を実施。
●洗浄・研磨・乾燥を1工程で行い、コスト削減と効率化を実現。厚さ6ミクロン単位で特殊用途シムの製作にも対応できる。
引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)
●常時在庫を持ち、スタンダードなシム加工品であれば1個から当日発送が可能。
●FA部品メーカーとしての技術を活かし、産業機械や光学機械のほか、航空・宇宙産業にも納入実績がある。
※2021年4月15日時点でGoogleにて「シム加工」と検索した際に表示される上位25社のうち、公式サイトに品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001取得と対応ロット(個数)の記載がある3社を厳選し、加工できる素材が多い順に会社を紹介しています。