精密調整シムとはどんなシム素材なのか、どのような材質や加工例があるのかなどについて紹介します。
精密調整シムは、機械を組み立てるときに部品と部品の間にできるすき間の調整を行う部品です。
一般的に、シム部品は小さな機器から大型の機械までさまざまな製品に使用され、機械の動作・挙動を安定させるために使われますが、精密調整シムはさらに精密さが求められる航空機や光学機器などに使われています。
精密機械はセンチ・ミリ単位よりもさらに小さなミクロン単位での微調整を必要とすることがあります。既成品のシムを微調整に使おうとしても厚みや大きさが合いにくく、金属特有の光の反射を抑えなければ製品の品質に影響を与えてしまうおそれもあるため、既製品では対応しきれない問題もあります。
そのため、板厚を薄くして指定箇所に溝を彫り込んだり、表面処理によって光の反射を抑えたりして微調整に適した形状に仕上げた精密調整シムが使われています。
精密調整シムは通常のシムと同じく、機械や装置の動きを安定させたりバランスを整えたりするために使われますが、距離・旋盤部分のような通常のシムでは難しい微調整部分にも多く使用されています。
航空機産業では飛行機やヘリコプターの部品に、軍事産業や精密機器にも活用されています。また、精密な動作を求められる切削工具にも精密調整シムが取り入れられる場合があります。
精密調整シムは、既製品のシムとは異なり機械や部品の中にできたわずかなすき間の調整や、位置を安定させるための部品として使われます。
既製品ではサイズ・厚みが合わないことが多いため、オーダーメイドで寸法・厚み・形状を指定して作られる場合も多く、既製品で適切な部品が見当たらなければ個別に製作したものを使うことになります。
精密な動作が要求される製品には、緩みやがたつきがないようにシムをはめ込まなければなりません。精密調整シムをオーダーする際は、はめ込む部分の寸法・厚み・形状を正確に計測したうえで製作を依頼する必要があります。
精密調整は、さまざまな材質で作られています。代表的な材質は以下のとおりです。
材質によって使用用途や特徴が異なるため、詳しくはメーカーや販売元へお問い合わせください。
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シクネスゲージ全般の製造・製作・販売を手掛ける「東京シクネス株式会社」の精密調整シム部品です。
B型・ステンレス製・黄銅製など幅広い材質に加えて、特殊形状の要望も可能。画像は加工の一例で、オーダーメイドの寸法も指定可能です。

シグネスゲージなどの精密測定工具、精密シムの製造を納品まで一貫して行っている「株式会社シム&ゲージ」の精密調整シム部品です。
あらかじめ穴あけ箇所が指定されており、オーダーに合わせて材質と形状を揃え、穴あけ箇所をセットして作られています。

株式会社シム&ゲージの精密調整シムで、「特殊調整シム」として納品されたシム部品です。
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引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)
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引用元:ハヤシ(https://www.hayashinet.co.jp/shim/)
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引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)
●JIS Q 9100認証を取得。エアバスやロールスロイスをはじめとする、世界中の航空宇宙業界でも採用。(※)
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