こちらの記事では、エンジンの部品として使用されるインナーシムの特徴や材質、加工例について紹介しています。
「インナーシム」は、バルブ直動式のエンジンにおいて、熱膨張による不具合を解消するための「バルブクリアランス」を調整するためのシム部品です。エンジンの組み立てにおいて、リフターの中に取り付けてシム調整を行う際に使われます。
パーツの間に装着し、すき間や位置調整を行うシムの役割をエンジン部分に適用させたもので、バルブスプリングの負担軽減に役立ちます。負担が軽減されることにより、高回転時にシムが脱落するトラブルの予防も可能です。
インナーシムは整備において作業効率にやや手間がかかるため、作業効率の問題を解決するために「アウターシム」も利用されています。たとえばインナーシムの交換が必要になったとき、都度インナーシムの上部にあるカムシャフトの脱着が必要です。
交換のたびにカムシャフトを脱着すると摩耗や破損が起き、手間もかかります。一方アウターシムの場合は外側に位置しているため、インナーシムの問題に対応しやすくなっています。
しかし、アウターシムはインナーシムよりも重量のある部品のため、インナーシムのほうが作動はスムーズになります。結果として、高性能エンジンやレーシングカー用のエンジンなど、高い作動性が求められる箇所にはインナーシムが使用されています。
インナーシムは、バルブクリアランスの際に指定された数値に調整を行う「シム調整」の際に丁寧に点検と交換を行わなくてはなりません。内部に設置される部品のため、調整が不十分であるとエンジンの出力低下や異音の原因になるおそれがあります。
インナーシムの材料には炭素工具鋼・炭素鋼・鉄などの金属が使われています。使用用途や強度に応じて素材が変わるため、用途に応じた素材を選びましょう。 材質によっては厚みを変えたり、設置場所に適した厚みのものに加工したりする必要があります。
またインナーシムが純正のエンジンに合わせて造られていることも確認したうえで購入、使用をするようにしてください。
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車のチューニング・メンテナンス・高難易度修理の専門店・R's(アールズ)では、エンジンパーツとしてRRP軽量バルブリフターとインナーシムのセットを販売しています。バルブリフター装着によって高回転のレスポンスを引き出しやすくし、さらにインナーシムの取り付けによってシムの脱落を防ぎます。

自動車関連業とスポーツカーの中古車販売・買取情報サイトを運営するGTNET株式会社では、日産スカイライン(ER34)用のインナーシムを販売しています。こちらはエンジンパーツのため、他の部品と組み合わせて購入することが可能です。
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引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)
●機械の分解をせずに調整が可能なC型シムの製作に対応。現場の課題から来る細かい要求にも、ミクロン単位の精度で製作対応可能。
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引用元:ハヤシ(https://www.hayashinet.co.jp/shim/)
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引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)
●JIS Q 9100認証を取得。エアバスやロールスロイスをはじめとする、世界中の航空宇宙業界でも採用。(※)
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