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シムとスペーサーの違い

シムとスペーサーの違いを解説。すき間を作って、製品を安全に稼働させたいなら、スペーサーの購入を検討してみましょう。

シムはすき間を埋めるもの、スペーサーはすき間を確保するものと、考え方や用途が異なります。

シムはすき間をなくして、摩耗を少なくする目的があり、スペーサーはあえてすき間を作ることで、摩耗をなくす目的があります。

とはいえ、どちらもすき間調整に使われるため、明確な定義はありません。

スペーサーとは

スペーサーは物同士がぶつからないために、間隔を取る目的で使われています。

部品の形状が合わなくて結合できないケースや、絶縁目的で離すケースなど、様々なシチュエーションで用いられています。

車のホイールをはめ込む際にスペーサーを付けるなら、すき間ができて走行がぶれないように、ハブリング付きの物を選ぶと良いでしょう。

ハブリング付きは内側に凸になっているので、すき間ができて軸がぶれる心配がありません。

スペーサーの材質

スペーサーに使用される材質は、金属・樹脂・非金属の3種類。

金属は黄銅・アルミ・鉛レス黄銅・スチール・ステンレス・チタン、樹脂はジュラコン・PTFE・ナイロンといった材質が揃っています。

樹脂は他にもたくさん種類があり、プリント基板用の高強度・耐熱素材のレニーなども購入可能。

非磁性・耐薬品のスペーサーを希望しているなら、非金属のセラミックス製もあります。

材質別にシム加工
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スペーサーの加工例

飯島精機のスペーサー

イメージ
画像引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/case/動力伝導装置用向け 丸シム・スペーサ/590/)

リン青銅の素材をプレス加工で打ち抜き、特注で仕上げています。

厚みの要求が±0.01mmだったため、加工後に両面研磨を施しており、真鍮・黄銅・銅の材質でも両面研磨が可能です。

飯島精機のシム加工
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こだま製作所のスペーサー

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画像引用元:こだま製作所(https://www.kodama-tec.com/case/use/cat/004374.html)

スペーサーを、ステンレスの材質で板厚1.0tに仕上げた事例。

使用場所の特性上、断面のエッジ・面に繊細が求められるため、形状をワイヤーカットで加工しています。

こだま製作所の
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山内スプリング製作所のスペーサー

イメージ
画像引用元:山内スプリング製作所(https://yamauchi-spring.com/simmspacer/シム板・スペーサ(0-1t-38)/)

産業機械の高さ調整に使われるプレートで、材質はSUS304Hを使用。

板厚が0.1tで、レーザー加工で仕上げられています。ロット10個を3日で納品しています。

山内スプリング製作所の
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対応できる素材数で選んだシム加工業者
おすすめ
3

豊富な素材から
適したシムを提案
飯島精機

引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)

●極限までバリを抑えた「バリレス精密プレス」で高精度のシム加工品を製造。多様な素材・多品種少量のニーズにも柔軟に対応ができる。

●試作開発において工程能力を測定し、量産時の精度やコストに適した設計を提案。効率的で高品質な量産体制を実現できる。

対応できる素材
対応できる素材

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飯島精機の
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ミクロン台の
高精度シムに対応
名古屋発條工業

引用元:名古屋発條工業(https://meihatsu.co.jp/products/)

●材料入手からプレス~検査までを自社で一貫して行い、精密部品の加工製造を実施。

●洗浄・研磨・乾燥を1工程で行い、コスト削減と効率化を実現。厚さ6ミクロン単位で特殊用途シムの製作にも対応できる。

対応できる素材
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名古屋発條工業の
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適切なシムを
既製品から選べる
岩田製作所

引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)

●常時在庫を持ち、スタンダードなシム加工品であれば1個から当日発送が可能。

●FA部品メーカーとしての技術を活かし、産業機械や光学機械のほか、航空・宇宙産業にも納入実績がある。

対応できる素材
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岩田製作所の
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※2021年4月15日時点でGoogleにて「シム加工」と検索した際に表示される上位25社のうち、公式サイトに品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001取得と対応ロット(個数)の記載がある3社を厳選し、加工できる素材が多い順に会社を紹介しています。