名古屋発條工業は名古屋市に本社を構える、精密部品の加工製造を手掛ける会社です。
名古屋発條工業の特徴、シム加工の実績について解説しています。
名古屋発條工業では、特注シムの受注も行っており、25~150tのプレス機を用いた薄板プレス技術で、厚さ6ミクロンごとのクラス区分を実現。
バリに関しても、バレル研磨技術でキレイに処理してくれるので、納品後に直ぐ使用できるのが魅力です。
これまで固定・調整シム、摺動シム、特殊用途シムを手掛けた実績を持ちます。
名古屋発條工業は、スプリング・精密プレス部品の加工製造を行う会社です。
材料購入・プレス・研磨・検査を、すべて自社で行う一貫した生産体制を整えています。
金型の設計も社内で行い、スピーディーな生産管理を確立。
丸ごと自社で請け負っているので短納期を実現しており、高品質な製品を安定して納品できるのが特徴です。
名古屋発條工業では、ニーズの多様化に対応するために、生産ラインを一新。従来までは、洗浄・研磨・乾燥をそれぞれ別の機械で行っていました。
しかし、リニューアル後は1機で3工程を実施するよう改善したため、大幅なコストカットと、作業効率を飛躍的に向上させるのに成功しています。
名古屋発條工業では、2011年に国際的な品質マネジメントシステムの規格、国際自動車産業特別委員会によるISO/TS16949を取得(※)。
自動車業界に広く使用されるシム・スペーサーも評価の対象で、取得していると高精度な技術を持っている証明となります。
さらに、様々な業界に対応すべくTS16949を返上し、どの業界にも対応可能なISO9001規格を取得(※)。
品質の高いシムを探している人は、同社まで相談してみましょう。
※参照元:名古屋発條工業(http://meihatsu.co.jp/csr/)2021年7月16日調査時点
クライアント企業は、今まで、圧延金属材料をプレス加工してから、バレル研磨によるバリ取りで仕上げられたシム部品を使用していました。しかしこの方法では、どうしても部品表面の打痕や傷を避けられず、製造コストが高くなってしまいます。名古屋発條工業では加工工程をバレル研磨から平面バフ研磨に変更することで、傷打痕の問題を解消し、シム部品の製造コストが大きく下げることに成功しました。
シム部品の平面度が高い精度が要求する場合、プレステンパー処理を行なう必要があります。しかし、この処理を行うと、単に製造工程が増えるばかりではなく、プレステンパーの治具代分、製造コストも増えてしまいます。名古屋発條工業では、クライアント企業と相談の上、必要に応じて平面度の要求精度を緩和します。それにより、製造コストを抑えることが可能になります。
シム部品が高い面粗度を要求する場合、板材を打抜いてから、必要な面粗度を達成するためにバフ研磨で仕上げ処理を行います。しかし、そうした処理を行うと、製造工程と製造コストが増えてしまいます。名古屋発條工業では、必要に応じて、クライアント企業と相談しながら、必要な面粗度を緩和します。それにより、製造コストを抑えることが出来ます。 本文
シム部品が0.01以内の板厚寸法公差を要求する場合、圧延金属材料に圧延を3回かける必要があります。しかし、3回の圧延が可能な圧延金属材料は価格が高く、製造コスト増大の原因になってしまいます。名古屋発條工業では、必要な場合、クライアント企業と相談した上で要求される寸法公差を緩和します。例えば、寸法公差が±0.03であれば、圧延回数が1回の圧延金属材料を使用することができるようになり、その分、製造コストを削減することが出来ます。
ランクシムを製作する場合、一般的には、ランクごとに板厚を用意して打ち抜きます。しかし、製造するランクシムが多品種であればあるほど在庫の回転率は悪くなり、在庫コストと材料ロスの原因となります。名古屋発條工業では、単一の板厚材料を打ち抜きながら、研磨によって厚みを調整することで多種のランクシムを製作することが可能です。研磨分の製造コストが余分にかかるものの、在庫コストと材料ロスを削減することが出来るようになります。
摺動部品に組み込まれるシム・スペーサーは、金属素材で作る場合、異音の発生を避けるための工夫が必要です。名古屋発條工業では、例えばクライアント企業が自動車部品メーカーの場合には、シム・スペーサーに無電解ニッケル処理を施し、表面強度および潤滑性を向上させることで異音の発生を抑えるなど、状況に応じた対処を柔軟に行います。
高い防錆性がシム部品に求められる場合、素材としてはSUS304(オーステナイト組織)を使うのが一般的です。しかし、SUS304は安い素材ではありません。名古屋発條工業では、クライアント企業と相談しながら、防錆性のグレードがやや落ちるSUS430(フェライト組織)を使用しても使用上の問題ない場合には、SUS304ではなくSUS430を選択することで製造コストの削減を実現します。
対応できる素材数で選んだシム加工業者
おすすめ3選
引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)
●極限までバリを抑えた「バリレス精密プレス」で高精度のシム加工品を製造。多様な素材・多品種少量のニーズにも柔軟に対応ができる。
●試作開発において工程能力を測定し、量産時の精度やコストに適した設計を提案。効率的で高品質な量産体制を実現できる。
引用元:名古屋発條工業(https://meihatsu.co.jp/products/)
●材料入手からプレス~検査までを自社で一貫して行い、精密部品の加工製造を実施。
●洗浄・研磨・乾燥を1工程で行い、コスト削減と効率化を実現。厚さ6ミクロン単位で特殊用途シムの製作にも対応できる。
引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)
●常時在庫を持ち、スタンダードなシム加工品であれば1個から当日発送が可能。
●FA部品メーカーとしての技術を活かし、産業機械や光学機械のほか、航空・宇宙産業にも納入実績がある。
※2021年4月15日時点でGoogleにて「シム加工」と検索した際に表示される上位25社のうち、公式サイトに品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001取得と対応ロット(個数)の記載がある3社を厳選し、加工できる素材が多い順に会社を紹介しています。