切り込みシムとはどんなシム素材なのか、どのような材質や加工例があるのかなどについて紹介します。
切り込みシムは、機械部品の隙間を調整するために使用される切り込みの入ったシム製品です。バランスが崩れるおそれのある部分にも切り込み部分を差し込んで調整することができます。
機械部品のあいだにできる隙間を埋め、精密な動作を保持する目的や、機械製品全体の品質向上に役立てられています。部品の隙間埋めに加えて、油漏れを予防するためにも活用されています。
機械を組み立てる際に、組み立て中の部品を取り外したり分解したりせずに隙間ができた部分へ挟み込めるため、短時間での調整作業が可能です。
切り込みシムには通常のシム素材に切り込みが入っていますが、挟み込む部位に応じて寸法が異なります。素材は、機械製品に対応させるために金属が使われており、金型または機械加工で作製されます。
専用の切り込みが入れられているため、丸型シムなどと同様に見た目の形状から切り込みシムと呼ばれています。厚みや材質は、シム素材が使われる環境や組み込む先の機械にあわせて作られます。
切り込みシムは、シムプレートと呼ばれる四角形のプレートから図面に合わせて切り出しを行い、切込みを入れて製作します。
切り込みの深さや幅などを自由に設定できますが、精密さが求められる切り込みシムは、プレス機や研磨機などの加工設備を備えている企業へ依頼しましょう。
切り込みシムの材質には、主に金属が用いられています。一般的なシムと同じく、金属を薄く引き伸ばした板を使って作られます。代表的な材質は以下のとおりです。
製品には、企業が入手可能な材質が使われます。図面にしたがってプレス加工・機械加工・レーザー加工・研磨機を使い、シムプレートのサイズや板厚を調整しながら製作します。
本サイトでは、おすすめのシム加工業者3社を、対応できる素材の多さで比較。
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円形のタブ付き2Dシムは、シムの内周や外周に設けられたタブが合わせ面部品の溝にフィットする設計です。溝が必要な部材に対しても、コストをかけずに取り付けることができます。
協栄金属工業株式会社では、機械部品の品質向上や部品組み付け時の隙間調整に使われる切り込みシムを製作しています。各種R金型や機械加工を使い、図面にしたがって0.02から2.0tまで対応を行います。
協栄金属工業株式会社では、自社で保有している丸型シム・ワッシャ・切り込みシムの金型が使用できます。複数の金型を組み合わせて、依頼に沿ったオーダーメイドの切り込みシムもオーダー可能です。板厚の調整には、0.5t以上まで研磨機を使用。箔や薄板に特化した小型試作用レーザー加工機が使われています。
素材には、機械の隙間調整やバランス調整に役立てられる冷間圧延鋼(SPCC)やステンレス(SUS)、銅(CU)が使用できます。厚物タイプの切り込みシムに加えて、0.02tの超薄物もオーダーできます。
目的別シム加工業者
おすすめ3選
引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)
●機械の分解をせずに調整が可能なC型シムの製作に対応。現場の課題から来る細かい要求にも、ミクロン単位の精度で製作対応可能。
●独自の生産管理システムで最短30分で見積もり。バリを極限まで減らした「バリレス精密プレス」によってバリ取り工程も短縮。
引用元:ハヤシ(https://www.hayashinet.co.jp/shim/)
●300点以上のラインナップから、「幅・長さ・厚み」などの条件で必要な規格品シムを検索・注文できる。
●フリーサイズ(四角・リング)の取り扱いもあり。希望のサイズで見積もり・カットしてもらえ、必要なシムを手軽に調達できる。
引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)
●JIS Q 9100認証を取得。エアバスやロールスロイスをはじめとする、世界中の航空宇宙業界でも採用。(※)
●「アルミ」「真鍮」「SUS」「樹脂」の4種を在庫。加工まで一貫して対応しており、材料や製品のサンプル提供も可能。