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シムテープ

シムの一種である「シムテープ」について、特徴や利用目的、加工事例を紹介します。

シムテープとは

シムテープとは機械を組み立てる際の位置調整に用いられる部品で、特に部品の平面調整時に使用されます。

部品を組み立てる際の累積公差の影響で位置調整の必要が生じる場合がありますが、その際、シムテープを用いれば、合わない厚みを調整できます。

シムテープはテープ状になっているため、自由な長さでハサミを使って切り取ることにより、自在な使い方ができる点が特徴です。隙間にシムテープを挿入して隙間を測定するような使い方をされることもあります。

シムテープの材質

シムテープは炭素鋼のSK材や、ステンレスのような材質が採用されることがほとんど。加工業者によっては真鍮が使用されることもあります。

シムテープの加工例

ミスミグループ本社のシムテープ

ミスミグループのシムテープ画像
画像引用元:ミスミグループ公式サイト(https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/110100146470/)

幅12.7、30、45、200、300のラインナップを持つシムテープを加工・展開しています。標準タイプでは長さ1m、ロングタイプでは長さ5mとなっています。

岩田製作所のシムテープ

岩田製鉄所のシムテープ画像
画像引用元:岩田製作所公式サイト(https://www.iwata-fa.jp/html/product/item_detail.php?id=311)

保管するのに便利な、紙製ケースに入ったシムテープボックスを展開しています。メートル単位で販売しており、1~5mを選べます。幅は10~100㎜、板厚は0.005~0.1㎜のラインナップを展開。

東京シクネスのシムテープ

東京シクネスのシムテープ画像
画像引用元:東京シクネス公式サイト(http://tsk-tokyo.com/product/フィラーゲージシクネステープ/)

フィラーゲージ(シクネステープ)と呼ばれるシムテープを加工・提供しています。1m以上の長さは要相談。厚さは、SK焼入であれば0.01mm~、SUSであれば0.005mm~と、材質によって、対応できる厚さが変動します。

対応できる素材数で選んだシム加工業者
おすすめ
3

豊富な素材から
適したシムを提案
飯島精機

引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)

●極限までバリを抑えた「バリレス精密プレス」で高精度のシム加工品を製造。多様な素材・多品種少量のニーズにも柔軟に対応ができる。

●試作開発において工程能力を測定し、量産時の精度やコストに適した設計を提案。効率的で高品質な量産体制を実現できる。

対応できる素材
対応できる素材

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飯島精機の
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ミクロン台の
高精度シムに対応
名古屋発條工業

引用元:名古屋発條工業(https://meihatsu.co.jp/products/)

●材料入手からプレス~検査までを自社で一貫して行い、精密部品の加工製造を実施。

●洗浄・研磨・乾燥を1工程で行い、コスト削減と効率化を実現。厚さ6ミクロン単位で特殊用途シムの製作にも対応できる。

対応できる素材
対応できる素材

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名古屋発條工業の
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適切なシムを
既製品から選べる
岩田製作所

引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)

●常時在庫を持ち、スタンダードなシム加工品であれば1個から当日発送が可能。

●FA部品メーカーとしての技術を活かし、産業機械や光学機械のほか、航空・宇宙産業にも納入実績がある。

対応できる素材
対応できる素材

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岩田製作所の
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※2021年4月15日時点でGoogleにて「シム加工」と検索した際に表示される上位25社のうち、公式サイトに品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001取得と対応ロット(個数)の記載がある3社を厳選し、加工できる素材が多い順に会社を紹介しています。