シム加工に用いられる方法のひとつに、「旋盤加工」と呼ばれるものがあります。用途が幅広く、対応している素材もたくさんあるので、非常に魅力的な加工方法といえるでしょう。ただし加工する際に必ず知っておきたい注意点もあります。そこで旋盤加工の特徴やメリット・デメリット、事例を紹介します。
旋盤加工とは、加工に使う工具は固定された状態で、加工する材料を回転させて削る加工方法を指します。削り、穴あけ、切断などの幅広い加工に対応しているのが特徴です。
なお旋盤加工とは反対に、材料を固定して、工具を回転させて削る工法は「フライス加工」と呼ばれます。
旋盤加工は、鉄やステンレス、アルミ、樹脂など、さまざまな素材に対応できるのがメリットの一つです。素材や加工物の状態によっては、硬度が上がっても加工できます。
旋盤加工は非常に高精度で、0.001mm単位での加工が可能です。またNC旋盤のような機械を用いれば「加工する人によって精度のバラつきが出る」といった事態を避けられ、高い精度の作業を維持できます。
加工する素材にもよりますが、旋盤加工は準備に時間を取られないため、受注して直ぐに加工を開始できます。そのため稼働の回転率が高くなり、短納期に対応しやすいでしょう。
さまざまな形状を加工できるのも、旋盤加工のメリットです。以下のような形状に対応できます。
旋盤加工はさまざまな形状に対応できますが、すなわち「複数の工具を使い分ける必要がある」ということにもなります。複雑な加工においては、工具交換の手間により、完了までに時間がかかりがちです。
ただし近年では、自動で工具を交換する加工機も導入されています。
旋盤加工に対応している機械は大型が多く、加工物も大きいものが多いです。そのため広い床面積のある作業場でなければ、加工機を設置できません。したがって旋盤加工を依頼できる加工業者が限られます。
切り屑がうまくはけていかないのは、旋盤加工のデメリットのひとつです。加工物の穴に切り屑がたまることもあり、切り屑がたまっていないか定期的にチェックする必要があります。
さまざまな形状に対応できる旋盤加工ですが、長物だと加工の際にテーブル上に固定するのが難しいことから、あまり向いているとは言えません。

旋盤加工により、ステンレス(SUS 316)の隙間が調整されたシムです。厚み6mmに仕上げられています。
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目的別シム加工業者
おすすめ3選
引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)
●機械の分解をせずに調整が可能なC型シムの製作に対応。現場の課題から来る細かい要求にも、ミクロン単位の精度で製作対応可能。
●独自の生産管理システムで最短30分で見積もり。バリを極限まで減らした「バリレス精密プレス」によってバリ取り工程も短縮。
引用元:ハヤシ(https://www.hayashinet.co.jp/shim/)
●300点以上のラインナップから、「幅・長さ・厚み」などの条件で必要な規格品シムを検索・注文できる。
●フリーサイズ(四角・リング)の取り扱いもあり。希望のサイズで見積もり・カットしてもらえ、必要なシムを手軽に調達できる。
引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)
●JIS Q 9100認証を取得。エアバスやロールスロイスをはじめとする、世界中の航空宇宙業界でも採用。(※)
●「アルミ」「真鍮」「SUS」「樹脂」の4種を在庫。加工まで一貫して対応しており、材料や製品のサンプル提供も可能。