こちらのページでは、隙間の調整などに使用されるアライメントシムについて紹介しています。アライメントシムの特徴や材質、加工例などをまとめていますので、シムの種類について知りたい、と考えている方はぜひ参考にしてみてください。
「アライメントシム」は、モーターベース(モータをスライドさせることでベルトに張力を与えるための機械要素部品)などにおいて、隙間の調整や芯出しの際に使用されています。「アライメント」とは、「調整」「調節」という意味を持つ単語であり、主に機械や設備の組み立てを行う際に、このアライメントシムを用いて調整を行っていきます。
例えば株式会社岩田製作所で提供しているアライメントシムは、耐食性・加工性・溶接性に優れた「SUS304」という素材を使用しています。SUS304は、ステンレス鋼の中でも広く使われている素材で、サビに強い点が特徴となっています。
岩田製作所で提供しているアライメントシムは、シムそのものに板厚のマーキングがされている点が特徴。必要なシムをすぐに取り出せます。また、板厚もバリエーション豊か(t0.023〜3.0)。シムにつまみがついていますので、作業する際に便利です。同社では標準品を豊富に用意しているほか、特注品の注文も受け付けています。
リアのキャンバーまたはトー調整を行う際に使用するシム。取り付けが容易な全面接触型シムとなっている点が特徴です。こちらのシムを取り付けることにより、「+/−0.10度〜+/−0.50度」のトー変化、また「+/−0.25度から+/−1.00度」のキャンバー変化を与えられます。また、2枚まで重ねた形での取り付けが可能です(適合車種は要確認)。
※アムテックスは加工業者ではなく、自動車整備用機器の輸入販売を行っている会社です。
さまざまな車に搭載されている、リヤトーションビーム式コイルスプリングのホイールアライメントを調整するためのシム。シムを組み合わせて取り付けることによって変化を得ることができます。片側2枚までシムを重ねることが可能となっています(適合車種は要確認)。
※アムテックスは加工業者ではなく、自動車整備用機器の輸入販売を行っている会社です。
対応できる素材数で選んだシム加工業者
おすすめ3選
引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)
●極限までバリを抑えた「バリレス精密プレス」で高精度のシム加工品を製造。多様な素材・多品種少量のニーズにも柔軟に対応ができる。
●試作開発において工程能力を測定し、量産時の精度やコストに適した設計を提案。効率的で高品質な量産体制を実現できる。
引用元:名古屋発條工業(https://meihatsu.co.jp/products/)
●材料入手からプレス~検査までを自社で一貫して行い、精密部品の加工製造を実施。
●洗浄・研磨・乾燥を1工程で行い、コスト削減と効率化を実現。厚さ6ミクロン単位で特殊用途シムの製作にも対応できる。
引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)
●常時在庫を持ち、スタンダードなシム加工品であれば1個から当日発送が可能。
●FA部品メーカーとしての技術を活かし、産業機械や光学機械のほか、航空・宇宙産業にも納入実績がある。
※2021年4月15日時点でGoogleにて「シム加工」と検索した際に表示される上位25社のうち、公式サイトに品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001取得と対応ロット(個数)の記載がある3社を厳選し、加工できる素材が多い順に会社を紹介しています。