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材質から探すシム加工

シム加工を材質別に紹介。機械装置の部品間調整などに使用されるシム加工品ですが、使用される素材はさまざまです。

シム加工の材質

ステンレス

錆びにくく強度の高い素材であり、屋根材や手すりなど身の回りの製品に多く使われるステンレス。

他の素材よりも価格は比較的高価ですが、長期間の使用にも耐えられる素材のため、長期的に見るとコスト抑制に貢献できる場合もあります。

ステンレス製の
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アルミニウム

軽くて柔らかく、加工がしやすいという特徴を持つアルミニウム。亜鉛やマグネシウムなどを添加した合金にすれば強度が増すため、自動車などに使われています。

優れた耐食性もありますが、汎用性が高いため安価で入手しやすい素材です。

アルミニウム製の
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素材として使用する鉄は強度も高く、丈夫なものがほとんどです。

熱処理を加えることにより柔らかくなったり、強度が増したりしますが、配合次第と管理状況によっては錆びが発生する恐れもあります。

鉄製のシムを
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真鍮

銅と亜鉛を配合させることによって、色や硬度の調整が可能な真鍮は、一定の強度を誇る素材です。

基本的には耐食性にも優れていますが、表面の黒ずみや錆が発生することも。汎用性の高い素材に比べると、高価な素材です。

真鍮製のシムを
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チタン

チタンは強度も高く耐食性にも優れており、ジェットエンジンやネジ・工具、自動車などさまざまなものに使用されています。

他の実用金属に比べると調達価格も比較的高くなっており、市場価格の変動が大きいのも特徴です。

チタン製のシムを
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炭素鋼

鉄と炭素の合金である鋼の一種であり、加工がしやすく比較的価格も安いため、よく使用される鉄鋼材料です。

含有されている炭素が多くなると、強度が増す、反面伸び・絞りが減少するという特徴を持っています。

熱伝導に優れており、加工がしやすく美しい色彩・光沢を持つという特徴を持つ銅。

屋根や雨どいにも使用されるなど、耐食性にも優れており、抗菌作用もある素材のため、鍋や調理器具などにも使用されています。

樹脂

天然の植物から生じる天然樹脂と人工的に製造される合成樹脂があり、一般的に使用される素材としては合成樹脂が主流です。

よく使用されるプラスチック素材は絶縁体であり、水にも強く腐食しにくい素材で、大量生産されるさまざまな用途・製品に活用されている素材です。

SUS304

オースナイト系のポピュラーなステンレス鋼です。建設分野や自動車部品に使用されるなど、強度性と耐食性を兼ね備えています。

SUS304について
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SUS303

オースナイト系ステンレスのSUS303は切削性に優れた鋼種です。ボトル、ナット、シャフトなどの用途に使用されています。

SUS303について
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SUS403

炭素含有量の多さが特徴のマルテンサイト系ステンレス鋼です。強度・耐熱・高対応力性にも優れ、タービンブレード、高応力部品、バルブシートなどに用いられています。

SUS403について
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SUS420J2

マルテンサイト系のステンレス鋼材の一種です。焼入れ・焼き戻しによる熱処理を施すことで高強度・高硬度が得られます。

SUS420J2について
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SUS440C

炭素含有量の多いマルテンサイト系ステンレスです。ステンレス鋼の中で最も高い硬度を有しています。用途はノズル、軸受け、ベアリング、ゲージ等。

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SUS416

JIS規格のステンレス鋼棒に規定されているマルテンサイト系ステンレス鋼の一つです。熱処理により高硬度を得ることが可能です。

SUS416について
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SUS630

析出硬化系のステンレス鋼の一つです。銅(Cu)を添加することで析出硬化性を付与し、優れた強度性と耐食性を有しています。

SUS630について
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15-5PH

析出硬化系ステンレス鋼の一つです。銅(Cu)の添加により析出硬化性を持たせ、高い強度を有するほか、耐食性、磁性も備えています。

15-5PHについて
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17-4PH

SUS630に相当する析出硬化処理系のステンレス鋼の一種。SUS304と同等の耐食性を備えるほか、熱処理により高い強度と硬度を持たせることができます。

17-4PHについて
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SUS430

18Crステンレス(18クロムステンレス)とも呼ばれる、フェライト系ステンレスを代表する鋼種の一つ。耐食性と加工性にも優れています。

SUS430について
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タングステン

タングステンは、レアメタルの一種で硬度が高く加工が難しい一方、強度に優れているのが特徴です。純タングステンとタングステン合金の両方が素材に用いられ、ワイヤーカット加工やエッチング加工が行われています。

タングステンについて
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対応できる素材数で選んだシム加工業者
おすすめ
3

豊富な素材から
適したシムを提案
飯島精機

引用元:特注シム製造センター.com(https://www.shim-manufacturing-center.com/)

●極限までバリを抑えた「バリレス精密プレス」で高精度のシム加工品を製造。多様な素材・多品種少量のニーズにも柔軟に対応ができる。

●試作開発において工程能力を測定し、量産時の精度やコストに適した設計を提案。効率的で高品質な量産体制を実現できる。

対応できる素材
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飯島精機の
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ミクロン台の
高精度シムに対応
名古屋発條工業

引用元:名古屋発條工業(https://meihatsu.co.jp/products/)

●材料入手からプレス~検査までを自社で一貫して行い、精密部品の加工製造を実施。

●洗浄・研磨・乾燥を1工程で行い、コスト削減と効率化を実現。厚さ6ミクロン単位で特殊用途シムの製作にも対応できる。

対応できる素材
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名古屋発條工業の
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適切なシムを
既製品から選べる
岩田製作所

引用元:岩田製作所(https://www.iwata-fa.jp/html/option/sm28.html)

●常時在庫を持ち、スタンダードなシム加工品であれば1個から当日発送が可能。

●FA部品メーカーとしての技術を活かし、産業機械や光学機械のほか、航空・宇宙産業にも納入実績がある。

対応できる素材
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岩田製作所の
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※2021年4月15日時点でGoogleにて「シム加工」と検索した際に表示される上位25社のうち、公式サイトに品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001取得と対応ロット(個数)の記載がある3社を厳選し、加工できる素材が多い順に会社を紹介しています。